自然治癒力 それは人間が本来持っている宝のようなもの

私がそれを強く感じたのは 20歳過ぎの まだ学生の頃でした。
親知らずが腫れてしまって、歯医者さんで処方された痛み止めの薬と抗生物質を飲んだところ、突然のアナフィラキシーショックを発症してしまいました。
全身、内臓にまで ホルスタインのような湿疹がでてしまい、体中が腫れ、呼吸困難と痛みと痒さでのたうち回り、意識も昏睡状態で1週間ほど生死をさまよいました。一ヵ月近く入院して、なんとか腫れが収まり回復することはできましたが、その後も少しの疲れですぐに湿疹がでるようになってしまい、湿疹を抑える薬が欠かせなくなりました。

薬によって起こった症状を、更に薬によって治す、という状況に当時の私は心も身体も悲鳴をあげていたのです。

アナフィラキシーショックを発症したときの私は、美術大学生で、美術の課題の制作に追われて徹夜続き、身体も心もとても疲れ切っていた時でした。
そんな時に親知らずが痛み出し、
痛み止めと抗生物質、という 疲労で既に免疫力の低下していた身体には耐えられないようなものを、ムチのように与えてしまったのでしょう。

また、母親も、高血圧症による服薬、静脈瘤除去手術、子宮全摘出手術、と種々な症状で入退院を繰り返しており、 病院や薬についてとても考えさせられた時期でありました。
薬を飲んだり、手術したり、治療をするたびに、物理的には、悪いところを除去して、悪い症状を薬で抑えているのですが、
母は どんどん弱っている! と 感じました。
身体を動かせない状態と、お腹を切ったことによる身体の全身のエネルギーや血の巡りの滞り、たくさんの薬の副作用によって、本人の自然治癒力の働かない状態だったのでしょう。

自分のいつ起きるかわからないアナフィラキシーショックへの恐怖、薬を飲み続けなければいけない憤りのようなものも感じていました。

☆次回に続く